ガムをかむと歯周病予防になる?歯周病とガムの関係を解説

      2025/04/20

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックでガムと歯周病予防についての解説

こんにちは、成田市の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックです。

歯周病は、日本人が歯を失う代表的な原因の一つです。歯周病を予防するためには日々のケアと定期的な検診が欠かせないということは、多くの方が知っていることかと思います。
では、ガムをかむことが歯周病予防につながるということは知っているでしょうか。
どのようにガムが歯周病予防につながるのか、どのようなガムを選ぶと予防につながるのかを解説します。

 

ガムをかむことのメリット

唾液の分泌量が増える

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ガムをかむことで得られる直接的なメリットが、唾液の分泌促進です。
唾液は口腔内の自浄作用を担っており、その量が不足すると細菌が増殖しやすくなります。
特に食事後は、口内に食べ物の残りや糖分がたまっており、これが細菌の栄養源となるため、唾液にしっかりと働いてもらうことが重要です。
食事後にガムをかみ唾液の分泌促進を促すことは、自浄作用の活性化や、歯周病を引き起こす細菌の繁殖抑制につながります。

 

口内の汚れを取り除く

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ガムをかむことにより舌や歯の運動が促進されるため、歯の表面に付着している食べ物などが取り除かれやすくなり、歯垢や歯石の形成防止につながります。
外食後に歯磨きの時間が取れない場合、代わりにガムをかむという方もいるのではないでしょうか。
ただし、出先での一時的な対処法としてガムの清掃作用を利用するのは間違いではありませんが、ガムだけでは汚れをきれいに取り除くことはできないということも頭に入れておきましょう。
ガムはあくまでも補助的な役割を果たすものであり、その後にきちんと歯を磨くことが大切です。

 

抗菌作用が働く

唾液にはラクトフェリンやリゾチームといった抗菌成分が含まれており、これらの成分は歯周病菌の繁殖を抑え、その活動を鈍化させる働きがあります。
ガムをかむことによって唾液が活発に分泌されれば、これらの抗菌成分も増量され、口腔内環境がより良好に保たれやすくなります。

 

歯ぐきの血行を促進する

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ガムをかむことによる咀嚼運動は、歯ぐきの血行を促進する作用もあります。
咀嚼により口腔内の筋肉が動き、血流が促進されることで、歯ぐきに必要な栄養や酸素がしっかりと行き渡り、健康な状態を保ちやすくなります。
ただし、かみすぎはあごに負担をかけてしまう可能性があるため、ガムをかむ回数や時間は適度に抑えることが大切です。

 

ガムの選び方

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キシリトール100%のガムを選ぶ
ガムを選ぶ際は、キシリトール100%のガムを選ぶようにしましょう。
市販されている多くのガムには糖分が含まれており、これらは虫歯や歯周病の進行を助長してしまう可能性があります。
キシリトール100%のガムであればこのリスクがなく、唾液分泌と、それによる再石灰化を促す作用があります。

ラクトフェリンが配合されているガムを選ぶ
また、ラクトフェリンが配合されているガムも歯周病予防につながります。
ラクトフェリンは唾液の天然抗菌作用をサポートする成分であり、歯周病菌が生成する毒素の活動を阻害する働きがあります。
こうした抗菌成分が含まれているかどうかは、商品の成分表を確認することで判別できますので、ガムを購入する際に成分をチェックする習慣をつけましょう。

 

ガムの噛み方

ガムは食後にかむ

ガムをかむタイミングは、食後がおすすめです。
食後にガムをかむことで、口内の酸性度が高まるのを防ぎ、ガムの成分を口内に行き渡らせやすくなります。
ガムをかむ場合には、食後に15分程度かむように意識してみてください。

 

ガムは1日に3粒程度まで

ガムのかみすぎは、顎関節への負担やエナメル質の摩耗を引き起こす可能性があります。
そのため、歯周病予防としてガムをかむ場合には、1日1〜3粒程度に抑えるようにしましょう。

 

歯周病予防の基本

毎日のデンタルケア

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歯周病の主原因は歯垢や歯石です。
歯垢は口内細菌の集合体であり、これが放置されることで歯石となり、徐々に歯周組織にダメージを与えていきます。
そのため歯周病予防のためには、歯垢の除去を日常的に行うことが重要です。
歯磨きやデンタルフロス、または歯間ブラシを用いて、歯間や歯と歯ぐきの間の清掃を丁寧に行うようにしましょう。

 

定期的な歯石除去

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家庭でのケアですべての歯垢や歯石を取り除くことは難しく、特に歯石は一度歯石化すると歯ブラシでは取り除くことができません。
また、歯周病により歯周ポケットが深くなると、ブラシの毛先が届きにくくなるためさらにケアが難しくなります。
そのため、日々歯磨きをきちんと行っている場合でも、定期的に歯科医院で歯石除去を受けることが大切です。
定期的に受診することで、口内を衛生的に保つことができ、何かトラブルが起こった際にも早期発見と早期治療が可能になります。

 

禁煙

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喫煙は歯周病リスクを大幅に増大させます。
ニコチンは歯周病を引き起こす細菌の成長を支え、さらには免疫力を低下させます。
喫煙によって歯周病の症状が現れにくくなり、初期段階での発見がしにくくなるというリスクもあります。
禁煙をすることは口腔内の健康を守るために欠かせないステップといえるでしょう。

 

生活習慣の改善

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口腔内の健康状態は、生活習慣とも深く関わっています。
体の免疫機能が低下すると、歯周病菌の活動が優位になり、症状の進行が進みやすくなります。
これを防ぐには、規則正しい食生活、十分な睡眠、ストレス管理が欠かせません。特に、ビタミンCやビタミンEなど、免疫をサポートする栄養素を意識的に摂取することが、歯周病予防につながります。
また、糖分の過剰摂取や間食を控え、口腔内が酸性に傾いている時間をできるだけ短くすることも重要です。
歯周病はもちろん、そのほかの健康リスクを下げるためにも、質の良い睡眠をとったり、ストレスケアに努めたりと、生活習慣全般を見直すようにしましょう。

 

まとめ

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックでガムと歯周病予防についての解説

ガムをかむことは、唾液の分泌促進により口腔内の自浄作用を高めることにつながるため、歯周病予防に貢献します。
しかし、当然ではありますがそれだけに頼るのは不十分です。
ガムのかみ方や選び方を工夫しながら、日々のデンタルケアや歯科定期検診、生活習慣の見直しを併せて行うことで、歯周病を予防し口腔内の健康を維持していきましょう。

 



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