レーザー治療が可能な歯科トラブルの種類と利点を解説

      2024/10/20

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

こんにちは、成田市の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックです。

「レーザー治療」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。
しかし、歯科でのレーザー治療となると、その具体的な内容やメリットなどを知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回は、レーザー治療の対応が可能な歯科トラブルの種類とその利点について解説します。

 

歯周病治療におけるレーザー利用

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に歯垢・歯石がたまり、炎症を引き起こす疾患です。
進行すると歯を支える骨にまで影響を及ぼし、歯が抜け落ちることもあります。レーザー治療は、この歯周病の原因である感染部分を除去するために用いられます。

レーザーによる歯周病治療では、患部をピンポイントで照射できるというメリットがあります。
そのため、周囲の健康な歯ぐきを傷つけるリスクを軽減することが可能です。
また、レーザー治療では熱によって血液が凝固するため、メスによる切開に比べて出血が少ないというメリットもあります。

 

虫歯治療におけるレーザー療法

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

軽度の虫歯治療でも、レーザーを使うことが可能です。
レーザーによる虫歯治療では、歯の健康な部分は残しながら虫歯になった箇所だけを治療することができます。また、レーザーは治療中に振動や音をほとんど発しません。
そのため、「歯医者さんのあの音を聞くと緊張する」「キーンという音が苦手」という方であっても、治療を受けやすいという魅力があります。

 

根管治療の際のレーザー使用

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

根管治療は、虫歯に感染した歯髄を取り除き、清掃・除菌をしたうえで、かぶせ物などで充填する治療法です。根管は細かく複雑な形状をしているため、再感染を防ぐために緻密な作業を数回にわたって行うのが一般的です。
この根管治療においても、レーザーを使用することがあります。レーザーを用いた根管治療では、洗浄時にレーザーを使用することで、発生した泡の衝撃波により、根管内部をきれいに洗浄することができます。
見えにくいお口の奥や複雑な形状をしている根管でもレーザーであれば治療がしやすく、通常の根管治療と併用することで、より再発のリスクを抑えた根管治療が可能になるというメリットがあります。

 

インプラント治療の補助

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

インプラント治療では、歯ぐきを切開して人工歯根を埋め込む手術が必要ですが、この過程においてレーザーが使われることがあります。
例えば、術中の出血を少なくするために歯ぐきの切開にレーザーを用いたり、術後の消炎のためにレーザーを照射したりします。
ほかの治療と同様に、レーザーを使うことが必須なわけではありませんが、使うことで出血や炎症といった患者さんの負担を抑えやすいというメリットがあります。

 

美容診療におけるレーザーの使用

レーザーは、美容を目的とした歯科治療でも使われることがあります。例えば、「歯ぐきの形が不ぞろい」「歯ぐきが大きい」といった場合に行う歯ぐきの整形治療です。
この治療でレーザーを使って歯ぐきの切開をすることで、出血を抑えながら歯ぐきの形を整えることができます。
また、レーザーでは組織の蒸散が可能です。そのため、歯ぐきが黒ずんでいる場合などにレーザー照射を行うことで、上皮の蒸散をし、新しい上皮の再生を促すことがあります。

 

小児歯科におけるレーザーの利用

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小児歯科治療では、お子さんに恐怖心や不安をできるだけ与えないことが大切です。
レーザーによる虫歯治療は、振動や音が少なく、痛みもほとんど感じないため、お子さんへの負担が少ないという利点があります。
歯医者嫌いになるお子さんが増えるのを防ぎやすいため、定期的な通院がおろそかになったゆえの将来的な口腔トラブルも予防しやすくなります。

 

口内炎と知覚過敏の処置におけるレーザーの使用

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニックのレーザー治療

レーザー治療は、口内炎や知覚過敏の処置にも使用されます。
口内炎にレーザーを当てることで、痛みやしみる症状の軽減を促します。
また、入れ歯や矯正器具が当たってできる潰瘍や、誤ってかんでしまった傷(咬傷)もレーザーで処置することができます。
知覚過敏に関しても、レーザーを照射することで刺激の抑制や血液循環の促進を行い、痛みの軽減を図ることが可能です。

 

レーザー機器の種類

炭酸ガスレーザー

歯科治療でよく使われているレーザー機器が、炭酸ガスレーザーです。
軟組織の切開、止血、凝固及び蒸散に対する作用が認められており、歯ぐきの炎症改善や抜歯・外科治療時の止血などのために使用されます。


Nd:YAGレーザー

Nd:YAGレーザー(ネオジウムヤグレーザー)は、生体組織の切開、止血、凝固および蒸散に用いるレーザー機器です。
麻酔治療や根管治療、顎関節治療などで使用されます。


Er:YAGレーザー

Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)は軟組織だけでなく硬組織にも使用可能が可能なレーザーです。
歯を削ることができるため、虫歯治療で使用することができます。
また、歯周病治療や歯石の除去、歯ぐきの切開、知覚過敏や口内炎の治療などでも使用されます。


半導体レーザー

半導体レーザーは、歯ぐきの切開や止血、凝固、蒸散などに用いられるレーザーです。
口内炎や知覚過敏の炎症を抑える目的で使用されます。

 

レーザー治療のメリット

レーザー治療のメリットは、患者さんの負担を抑えやすいことです。
凝固作用により出血を抑えられ、ピンポイントな照射が可能なことで痛みを少なくすることができます。また、音や振動が少ない点もメリットです。
特に歯科治療が苦手な方やお子さんの場合には、不快な音や振動が少ないことで通院時のストレスを感じづらいという特徴があります。

 

レーザー治療のデメリット

レーザー治療のデメリットは、保険適用ではない場合が多いことです。
虫歯治療や口内炎治療など、一部の治療は保険適用となりますが、そのほかの多くの治療は自由診療となることがほとんどです。
そのため、一般的な治療法に比べると治療費が高くなる可能性があります。また、レーザーの導入有無や導入している種類などは、歯科医院ごとに異なります。
症例によって対応できないこともあるため、レーザー治療を受けられる歯科医院を見つけるのが大変な場合もあるかと思います。

 

まとめ

成田(千葉県成田市)の歯医者、メイプル歯科はなのき台クリニック

レーザー治療は、歯科のさまざまな治療で用いることができます。
出血や感じるストレスが少なく、患者さんの負担が小さいというメリットがあるものの、自由診療の場合が多く、症例や受けられる歯科医院が限られているというデメリットもあります。
レーザー治療を受けたい場合には、歯科医師によく話を聞き、メリットとデメリットを理解したうえで治療を受けましょう。

 



メイプル歯科はなのき台クリニック :https://maple-dental-clinic.jp/

〒286-0007 千葉県成田市はなのき台1-22-8
電話:0476-27-4618

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